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2011年07月17日

エコノミック・ヒットマンの告白

みなさん、こんばんは。

今日、ご紹介する動画は『エコノミック・ヒットマンの告白』です。
※字幕を文字お越ししてますので、携帯の方もご覧いただけます。



この映像で証言している人はConfessions of an Economic Hit Man(『エコノミック・ヒットマンの告白』)という本の著者のジョン・パーキンスという人です。

彼は企業利益中心の合衆国の世界支配戦略を、経済面で推進するアメリカ政府の秘密組織の一員として働いてきたことを証言しています。

彼は、この本の中で、いかにこのシステムが第三世界の貧国を欺いて巨万の富をまきあげてきたかについて内部告発しています。
※この放送は、2007/6/5(火) になされたものです。

個人的には、エクアドルの元大領領と将軍の生き様に涙しました。
今の日本にもこんな気概のある政治家がいて欲しいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(アナウンサー)
ドイツではG8サミットに向けて数十万人が抗議しています。
開催地はバルト海沿岸部のバイリゲンダムです。
警察は大金を投じ高さ2メートルの防護壁で会場を囲いました。

焦点の温暖化対策については、ブッシュ大統領が京都議定書の代案を出し、温室効果ガス削減の独自目標を設定しました。対外援助や新貿易協定などが話されます。

ゲストは協業グローバリゼーション推進の暗部に関わったという人物、ジョン・パーキンス氏は著書『経済ヒットマンの告白」で国際コンサルタントを装いながら強引な手口で各国の指導者に米企業優先の製作を押し付けたと自分の過去を告白しています。

「貧困国を騙し返済できない借金をさせて国の経済を乗っ取った」とその続編が出版されました。

『アメリカ帝国秘史 経済ヒットマン ジャッカル 世界腐敗の真相』

ジョン・パーキンスさん ようこそ
まず『経済ヒットマン』とは何か
説明してください。
経済の殺し屋?

(ジョン・パーキンス)
第二次大戦後、私たちヒットマンは
史上初の世界帝国を築きました。
これまでの帝国と違い軍事力ではなく
経済操作を通じて実現したのです。

国際企業が欲しがる資源をもつ
第三世界の国に狙いをつけ
世界銀行や関連組織から
巨額の融資を受けさせるのです。

金を受け取るのは、その国ではなく
インフラを建設するアメリカ企業です。
電力網や工業団地やハイウェイなど
富裕層にはありがたい投資ですが
貧しい人には縁がない。

電力は使えず、
工業団地で働くスキルもないからです。
そんな巨額の債務を国は返済できません。

でも、彼らと国全体が
莫大な借金を負う。
やがてヒットマンが戻ってきて
指導者たちにささやきます。
『お金が返せぬなら
お前の肉1ポンドで支払え』と。

(アナウンサー)
どのような経緯で経済ヒットマンになったのですか。

(ジョン・パーキンス)
大学を出て採用されたのが
国家安全保障局(NSA)でした。
米国で最大の秘密のスパイ組織です。

(アナウンサー)
CIAよりもそうなのですね。

(ジョン・パーキンス)
国家安全保障局(NSA)の方が
ずっと大きく、秘密主義です。
CIAは、よくうわさになりますが
NSAは、ほとんど知られていない。

NSAは、暗号の作成と解読だけが
仕事だと言っていますが
実は、私たちの電話を盗聴している
それが最近判明した。
なんでも隠したがる組織なのです。

在学中に彼らのテストを受けました。
ウソ発見器や心理テストなどの結果
経済ヒットマンにうってつけと
判断されたらしいです。

私の弱点もよく知っていて
そこにやすやすと付け入った
つまり、金と権力と女
私たちの文化の三大ドラッグです。
当時の私はこのすべてに弱かった。

NSAの勧めで、国際ボランティアの
「平和部隊」に参加しました。
エクアドルで先住民と3年過ごした。

石油企業との闘争が始まった頃です。
彼らは、シェブロンテキサコに対して
世界最大の環境訴訟を起こしました。

私の将来の仕事には
とても良いトレーニングでした。

この活動中にアメリカ民間企業
チャールズ・メーンに採用されました。

ボストンのコンサルタント会社で
とても目座立たない存在でしたが
『経済ヒットマン』の分野で
膨大な仕事をこなしていました。

私は就職し、トップに上りつめ、
主任エコノミストになりました。

(アナウンサー)
NSAとの関係は?

そこが面白いところです。
NSAとは直接の関係は何もないのです。

NSAは、面接して適性を見抜いた後
私を民間企業に送り込んだのです。
巧妙で賢いシステムです。

手を下すのは民間企業なのです。
外国で、われわれが賄賂や買収をして
当局に逮捕されても悪いのは民間企業だ。
米国政府ではない。

経済ヒットマンが任務に失敗すると
今度は『ジャッカル』の出番になります。

政府を転覆し、指導者たちを
暗殺する連中です。

彼らも民間企業の人材です。
CIA職員ではありません。

007は、政府に雇われ
「殺しのライセンス」をもっていますが
いまどきの政府機関の職員は
そういうことはしません。

そういう仕事は民間に委託されるのです。
そういう人間を何人も見てきました。

(アナウンサー)
『アメリカ帝国秘史』で世界権力の掌握を
語っておられますね。
ドイツではG8サミットに向け
大抗議行動が起こっています。
その重要性は?

(ジョン・パーキンス)
いま世界で起こっていることはとても重要です。
新聞の見出しでわかることは
われわれがとても危険な世界にいることです。
狭い世界になりました。

ドイツでも中東でもアマゾンでも
何が起こっているか即座にわかります。


世界の人々がようやく気づき始めたのは、
自分の子孫が平和で安定した世界で
暮らせるためには
すべての子どもにそれを与えることだ。


G8はまだそれに気づいていません。

G8とは、世界でもっとも富める国です。
世界を仕切っています。

リーダーは米国ですが実のところは各国の企業です。

政府は企業のために奉仕していますから
次の大統領選の最終候補は
共和党も民主党も
それぞれ数億ドルの資金を
かき集めることになります。


献金するのは、あなたや私ではなく
大企業を所有し、経営する人々です。
彼らが政府の恩恵を受けるのです。


G8とは、多国籍大企業の利益を代表し
彼らの要請に応える国の集まりです。


欧州でも中南米でも中東でも
大きな抵抗のうねりが起こっています。
このようなシステムに基づく
世界帝国への抗議の渦です。

この帝国は巧妙にできていて
人々は気づいていない


軍事力ではなく
経済ヒットマンが築いた帝国です。


たいていのアメリカ人(日本人も)は
われわれのすばらしいライフスタイルが
軍事力ではなく世界の人々を奴隷化し、虐待する
邪悪な帝国のおかげによるものだと
気づいていません。


でも欧州や中南米を先頭に
人々は気づき始めていいます。

(アナウンサー)
このあと、『アメリカ帝国秘史』で
とりあげられているコンゴやレバノン、
中南米についてうかがいます。

ジョン・パーキンス氏は
1971-1981年に
国際コンサルティング会社につとめ
『経済ヒットマン』として働いたと
告白しています。
新著についてお話を伺っています。

中南米の話に移りましょう。
シュプロンテキサコ訴訟とは?

(ジョン・パーキンス)
非常に重要です。
平和部隊で1968年エクアドルに赴任すると
テキサコが進出したところでした。

テキサコや政府や世銀が
住民に約束したのは
石油からの貧困からの脱出です。

人々はそれを信じた。私もです。
でも起こったことは正反対でした。

石油で国はさらに貧しくなり、
テキサコは大儲けしました。

おまけにアマゾンの熱帯雨林も
広範囲に破壊した。

Nyとエクアドルの弁護士たちは
テキサコに対する訴訟を起こし
賠償金60億ドルを請求しました。
史上最大の環境訴訟です。

原告は3万のエクアドル人です。
テキサコは今シュブロン傘下です。

テキサコはエクアドルの熱帯雨林に
大量の有害廃棄物を投棄した。

アラスカ沖のエクソン原油流出事故の
30倍以上だ。

多数の人が亡くなりました。
ガンや公害関連疾患にかかり
アマゾン流域では
現在も死者が続いています。

石油が発掘されたこの土地は
中南米でももっとも貧しい地帯です。

あまりにも皮肉だ。

この件で一番注目されるのは
この法律事務所の態度です。

無料奉仕ではなく勝訴したときは
巨額の弁護料を取るつもりです。

冷静な判断です。
これで儲けたいわけでなく
他の法律事務所にも
真似て欲しいからです。

ナイジェリアやインドネシア
ボリビアやベネゼエラなどでね。
(福島も!)

こういう訴訟をビジネスとして
拡大させたいのです。

第三世界の貧困層を弁護して
その報酬は大企業に払わせる。

過去のひどい無責任と
過失のツケとしてね。

アマゾン訴訟の弁護士から最近
印象的な言葉を聞きました。

この誉れ高い弁護士が言うには
「過ちを犯した企業が法廷で
抗弁するのはよくあることだが
テキサコの場合は過失でなく
承知のうえでやったことだ」

「はした金を惜しんで
大勢の人を死なせた
今そのつけを支払わされる。
これを契機に多くの企業に
過去の不正や破壊の
責任を取らせる道を開きたい」


(アナウンサー)
中南米では、エクアドルの
故ハイメ・ロルドス大統領を
最初のご本でとりあげましたね。

(ジョン・パーキンス)
彼はすばらしい人物でした。
エクアドルでは米国の傀儡(かいらい)による
軍事独裁が長年つづいた後
民主選挙が行なわれました。

ロルドス氏は大統領に立候補し
資源、とくに石油は国民のために
使われるべきだと主張しました。

私はエクアドルに派遣され
パナマのトリホス将軍も任されました。

彼らを堕落させ
変節させるのが任務でした。

ロルドスは大統領選で圧勝し
公約した政策を実行しはじめました。

石油企業に課税し、利益をもっと
エクアドル国民に還元しないなら
石油事業を国有化すると脅した。

そこで私たちヒットマンが送り込まれました。

私は、トリホス将軍を主に担当しました。
彼らが自分の公約にそむくように口説くのです。

「われわれのやり方に従えば
君も家族も大金持ちになれる」
「でもわれわれに背を向け
公約を実行するなら
チリのアジェンデや
コンゴのムルンバ大統領の二の舞だ」と。

言うことをきかないので葬った元首の名前は
いくらでも並べられる。
でも、ロルドス大統領は寝返らず
賄賂もきかない。
トリホス将軍もです。

ヒットマンとしては由々しき事態だ。
私が任務に失敗するだけでなく
悲劇が起こるとわかるからです。
失敗すれば「ジャッカル」が来ます。

彼らを失脚させるか
暗殺するでしょう。

この二人はどちらも暗殺されました。
私は確信しています。

1981年に相次いで
飛行機事故で亡くなりました。
それぞれ、自家用機が墜落しました。

(アナウンサー)
トリホス将軍に何が起こったのですか?

(ジョン・パーキンス)
パナマのトリホス将軍も妥協せずに
運河はパナマ国民のものだと唱えて
米国に立ち向かったのです。

彼とはよく一緒に過ごしました。
個人的に好きでした。

カリスマ性があり、勇敢で
国民の利益拡大を願う
ナショナリストだった。

できる手はすべて打ちましたが
彼は買収できませんでした。
買収に失敗した時
私は彼の身を懸念しました。

ロルドス大統領が
飛行機事故にあった時
トリホス将軍は、家族を集めて
「次は私だ」と言いました。

「だが、心残りはない、
パナマ運河を取り返したのだから」

パナマ運河の完全返還で
カーター大統領と合意したのです。

「使命は果たした。いつ消えてもいい」
飛行機事故の夢をみたと彼は言いました。

エクアドルのロルドス大統領の墜落事故から
二カ月してパナマのトリホス将軍にも
同じことが起こりました。

(アナウンサー)
二人に会って
どんな話をしたのですか。

(ジョン・パーキンス)
トリホス将軍とは、公式の場から
内輪のパーティまでよく付き合いました。

私は常に彼を寝返らせようとしました。

こっちにつけば、彼も家族も
すごい富がえられると伝え警告もしたが、
その必要はありませんでした。

寝返らなければどうなるか
彼はわかっていました。

「生きているうちに出来ることをしたい」
という態度でした。

告白本を書いた後、
ロルドス氏の娘が私に会いにきました。

最近、エクアドルでも会いましたが
今では国会議員になっていて
トリホス将軍の甥と結婚していました。

ロルドス氏が亡くなったのは
彼女が17才の時でした。

夫人も同乗していたので
彼女は両親を一度に亡くしました。

彼女の夫、つまりトリホス将軍の甥は
「次は私だ」と将軍が言った
あの家族会議の場にいたそうです。

「国民の為、できることはした。
何が起こってもいい」といった
家族会議の場です。

(アナウンサー)
他の経済ヒットマンとは
どんな話をしていましたか?
チャールズ・メーン社の
主任コンサルタント、
主任エコノミストでしたね。

(ジョン・パーキンス)
他の連中とは、一緒のときは
たとえば、ホテルで同席したときなど
指導者たちを抱き込むことが任務と
お互いにわかっているが、
会話は表向きの仕事です。

国の経済を調査して
融資を受ければ、GNPが増加すると
証明するとか、そういう話です。

2人のCIA職員が一緒にビールを
飲んでいる場面を想像してください。

自分たちの任務の話などはせずに
表向きの話ばかりするでしょう。

おまけに私の場合、表向きの
仕事も深く関係していました。

世界銀行やトリホス将軍に向けて
巨額の世界銀行の融資を受ければ
パナマのGNPは急上昇
貧困問題は解消すると予測する。

計量経済的な分析からも
つじつまをあわせて立証します。

実際たいていは融資によって
GNPは増加しました。

でも、ロルドス大統領や
トリホス将軍が見通したように
一般経済指標が好転しても
貧困層は、借款でさらに貧しくなる。

儲けはすべて富裕層がさらっていく。
貧民はGNPにさえ組み込まれないです。

収入もなく農業で自給する人々に
国際融資が何になりますか。

でも借金のツケは回ります。

巨額の債務返済のために
教育や社会福祉が打ち切られる

(アナウンサー)
コンゴについては?

(ジョン・パーキンス)
コンゴやアフリカの話については悲惨だ。
知られていない事実です。

米国ではアフリカの事など
話もしない。考えもしない。

コンゴにはコルタンという資源があります。

あまり聞いたことがない資源でしょうが。
携帯電話やノート型パソコンは
すべてコルタンを使っています。

コルタンをめぐり、コンゴでは
この数年で、数百万人が殺されました。

G8の国に住むわれわれが低価格の商品を
要求するからです。

安いコンピューターや携帯が欲しいでしょう?

企業は消費者の需要にあわせようとします。

「他者よりは200ドル、安いですよ」とね。

でも低価格の製品を生産するために
コンゴの人々は奴隷にされます。

コルタン鉱山で労働者が殺され
周辺諸国と紛争になります。

安全な世界に住みたいなら
パソコンや携帯の価格を上げ
コルタンを採掘する人々にも
利益を還元しなければなりません。

石油も他の資源もそうです。
ほんとうの原価を払っていない。

そのために世界で数百万の人々が
悲惨な目にあっています。

世界では、一日に約5万人が
飢餓のために死んでいます。

助かる病気でも薬がない
低賃金長時間労働を強いて
米国で安い製品を売るという
システムのせいです。

コンゴはその顕著な例です。

(アナウンサー)
ベトナムやイラクでの「敗北」が
企業に与える影響は?

(ジョン・パーキンス)
あなたも私も「敗北」とみています。
身内を亡くした人たちには
大敗北でしょう。

でも企業は、違います。

軍事産業や建設業などは
ベトナム戦争で大儲けしました。

イラクではもっと大規模です。

だから、企業中心のこの国では
イラク戦争の継続が唱えなれる。

巨額の利益が得られるからです。

彼らはこの戦争で破れていない
経済的には勝ち戦です。

皮肉に聞こえるでしょうが
そういう体験をしたのです。

これ以上こんなことを
我慢していはいけない。

(アナウンサー)
『アメリカ帝国秘史』の著者の
ジョン・パーキンス氏のお話です。
第3次中東戦争から40年経ちます。
イスラエルを「中東の砦」と呼んでいますね。

(ジョン・パーキンス)
不幸な事にイスラエル人の多くは
あの土地をホロコーストの代償に
「与えられた」と信じこまされました。

彼らはひどい目にあったし
補償と安心を約束されて当然です。

しかし、それがなぜ、アラブ世界の
真ん中なのか?

伝統的な敵の土地を選んだのは
最大の油田地帯の中心部に
われわれの砦を築くためです。

建国時からわかっていた。

イスラエルの人々も
ひどく利用されてきました。

あれは、われわれが中東に築いた
壮大な軍事基地なのです。

そのため周りを取り囲む
中東のアラブ社会から
とてつもない恨みと
反感を買ってしまった。

こんな状況から
ろくな結果は生まれません。

でも、イスラエルの軍事拠点は
我々の防衛には重要なのです。

攻撃も仕掛けられる
信頼できる拠点です。

かつて十字軍が建てた
城壁に等しい。

こんな仕掛けにイスラエル人が
囚われてているのは痛ましい。

アメリカ人にも世界中の人にも
悲しいことです。

(アナウンサー)
あなたは国家安全
保障局の推薦を受け
国際コンサルタントとして
世界各地を飛び回る一方
シャーマニズムやチベットの本も
書かれていますね。

どう関連するのですか?

(ジョン・パーキンス)
2年前チベットに行きました。

NPOの活動で30人ほど
チベットに連れていきました。

参加者の中に以前アマゾンに
一緒に旅した人たちもいました。

チベットは、今暗い状況です。
中国の存在がおそろく大きいです。

チベットの文化は抑圧され
そこら中に中国兵やスパイがいます。

でも我々の多くが気づいたのは
確かにこの状況は酷いが
アマゾンで見たものとどこと違うだろうか?

米国が世界各地でしている事と
そっくりじゃないかということでした。

「チベット解放」の旗を振る前に
我々が踏みつけている国も考えよう。

こう言ってはなんですが
チベットはイラクよりずっとましだ。

むろん、どっちも酷いけれど
チベットの状況は我々が世界中で
していることと同じ構図です。

たいていの米国人には
自分たちの人権侵害が見えない。

中国人がやっている時には
気がつくのにです。

(アナウンサー)
あなたは大金を稼ぎ、
世界中を旅行して
大統領や首相と会い
彼らを屈伏させる立場だったのに
どんなことから自分がかわり
過去について書こうと決意を?

(ジョン・パーキンス)
故郷のニューハンプシャーは
清教徒の厳格なモラルが優勢です。

共和党支持の保守的な家庭で
私は育ちました。

経済ヒットマンとして働いた頃
私はまだ若かった。

自分では気がとがめたが
皆が君の仕事は正しいと言います。

各国の指導者も
マクナマラ世界銀行総裁も
激励してくれました。

大学などで講演を頼まれることも多く
法律を破ったわけでもないです。

でも心の中では
いつも良心がうずいていました。

平和部隊で見たものが
だんだん深く理解できてきました。

それにつれて続けるのが
つらくなりました。

50人近い部下を抱え
事業は拡大していましたけども。

休暇にバージン諸島で
ヨット遊びをした時
セント・ジョン島に船を着け
島の上に登りました。

サトウキビやプランテーションの日没
廃墟やブーゲンビリアが美しい。

静かな気持で座っていると
突然ひらめきました。

このプランテーションは無数の
奴隷の屍の上に築かれたと。

それどころか南半球全体が
奴隷たちの屍を土台にしている。

怒りと悲しみが込み上げてきましたが
やがて自分も同じことしていると気づきました。


私も奴隷商人であり
やり方が少し違うだけだと
気づいたのです。

巧妙で目立たないけれども
もたらす結果は同じだということに。

もう、これっきりだと決意し、
ボストンに戻り、辞職しました。

(アナウンサー)
お話は、ジョン・パーキンスさんでした。
国際コンサルティング会社で働く
「経済ヒットマン」だったと告白されました。
この後は、辞職した後
その告白までの話を聞きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
映像はここまでです。

皆さん、これは米国だけの話ではありませんよね。無論、私たち日本、日本人にも言えることです。

これからの時代は、ジョン・パーキンス氏のように、ふとしたきっかけで、これからもっともっと自分の良心に目覚める人が増えていくのだと私は確信しています。

最後まで読んでいただき感謝いたします。



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Posted by yacco369-内藤康子 at 00:34│Comments(1)お勧め動画
この記事へのコメント
私もこの「ようつべ」を、他のサイトやtwitterで、かつて紹介したのですが、文字起しをされたとは!お疲れさまでした。
さて、彼ジョン・パーキンスが天寿を全うするかどうか、私は疑問に思えるのです。
彼は、それを覚悟でインタビューを受け、著書にしたのだと思います。
年齢を重ねた中で、今、幾ばくかの自身への自責の念がそうさせたのでは。
多くの工作員が、老後に入ってから、ピストル◯◯や心臓マヒで死亡しているケースが目につきます。
Posted by dorobohkamome at 2011年08月05日 10:55
 
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