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2011年07月29日

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦

こんばんは!

夜遅くに泣いてしまった。久しぶりに泣いた。心打たれた。
こんな先生がいたんだな。
東大もまだまだ捨てたもんじゃない。

みんな見て欲しい、広めて欲しい。
これは現実を見ようとしない人たちへの叫びだ。

2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)の
「放射線の健康への影響」参考人説明より



携帯で見れない人もいるかもしれないので、取り急ぎ彼が緊急に伝えたかった事を書いておきます。
※もし家や会社にPCがある方は是非映像をみて頂きたいです。誤字脱字はご勘弁を!

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私は4つのことを緊急に提案したいと思います。

第一番目に国策として、食品、水、土壌を日本が持っている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を用いて、半導体のイメージ化は簡単です。イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやることでの最新鋭の機器を投入して抜本的に改善してください。これは今の科学技術で全く可能です!

二番目、緊急に子供の被爆を減少させるために、新しい法律を制定してください。わたくしが現在やっているのは、全て法律違反です。現在の哨戒防止法では各施設で扱える放射線量、カクシなどは決められています。東大の27のいろんなセンターを動員して現在、南相馬などで支援を行っていますが、多くの施設はセシウムの使用権限など得ておりません。車を運搬するのも違反です!

しかしながら、お母さんたちや先生たちに高線量のものを渡してくるわけに行きませんから、今の東大の除線では全てのものをドラム缶に詰めて東京に帰ってきております。受け入れも法律違反!全て法律違反です。

このような状態を放置しているのは全て国会の責任であります。全国には例えば国立大学のアイソトープセンターではゲルマニウムをはじめ、最新鋭の機種を持っているところがたくさんあります。そういうところが手足を縛られたまま、どうやって国民の総力を挙げて子供が守れるでしょうか。これは、国会の完全なる怠慢であります!

第三番目、国策として土壌汚染を除線する技術を民間の力を結集してください。これは例えば東レだとか、クリタだとか様々な化学メーカー、千代田テクノだとか、アトックスだとか放射線除去メーカー。それから竹中公務店なんか様々なところは放射線の除線などに様々なノウハウを持っています。

こういうものを結集して現地に直ちに除線研究センターをつくって実際何十兆円という国費がかかるのを、今だと利権がらみの公共事業に成りかねない危惧をわたくしすごく持っております。国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません!どうやって除線を本当にやるか!7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に国会はいったい何をやっているのですか!!!以上です。

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東京大学アイソトープ総合センターHP内に児玉龍彦センター長の挨拶があったので、それも転載しておきます。
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3つの新しい課題

 東京大学アイソトープ総合センターは、放射性同位元素にかかわる東京大学の教員・職員・学生の教育と先端的研究を行っている。例えば、肺がんの治療抗体に放射性物質を結合させ、動物実験で治療効果を大幅に改善しつつ、副作用を抑えるなどの成果に貢献している。
 だが、今回の福島原発の未曾有の事故でこれまでとは全く異なる大きな責任を果たすことが国民から求められている。
 それは放射性物質について、(1)測る(2)質問に答える(3)放射線の影響について研究を進めるという3つの仕事である。
 原発事故発生以来の緊急対応では、本郷キャンパスでの放射線量を24時間体制で、1時間おきに速報するなどの貢献をした。夜通し貢献された教職員に深謝する。ようやく文部科学省のホームページでの公開など政府の測定体制も整備されて新しい段階になりつつある(原稿執筆3月30日段階)。
 第二、第三の課題は、これから重要性が増す一方である。福島原発から放出されたヨード、セシウムなどの健康被害への質問が急増している。
  特に食品にまで検出された放射性物質について、何が危険で、どこからは安全かという厳密な議論がないと「健康に影響ない」といくら政府が発表しても説得力はない。
 それにとどまらず、これからの健康被害の防護法、土壌、海洋の汚染の除染についての正しい教育や研究の推進の責務は、長期的な大きな課題となる。
 アイソトープ総合センターは、こうした国民の期待に答える東大の中心的な拠点として大きな責務を負った。
 その一端でも課題を果たせるように、センター構成員一同、鋭意、努力を重ねていきたい。

東京大学アイソトープ総合センター長 
児 玉 龍 彦
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今日は最後に感動して寝れる。
嬉しい!お休みなさい。


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Posted by yacco369-内藤康子 at 02:26│Comments(1)お勧め動画
この記事へのコメント
こんにちは。

地元民に「原発賛成発言」を要請

国もやらせこれじゃ不安院

「氷山の一角にすぎない」のでは?

いい加減にしてもらいたいものです。

いま私は民間企業のソフトバンクの孫さん等

メガソーラー構想に期待しています。

ソフトバンクの孫さん頑張って下さい。
Posted by マトリックス at 2011年07月30日 12:39
 
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