てぃーだブログ › 目覚ましブログ › 2011年07月

【PR】

  

Posted by TI-DA at

2011年07月29日

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦

こんばんは!

夜遅くに泣いてしまった。久しぶりに泣いた。心打たれた。
こんな先生がいたんだな。
東大もまだまだ捨てたもんじゃない。

みんな見て欲しい、広めて欲しい。
これは現実を見ようとしない人たちへの叫びだ。

2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)の
「放射線の健康への影響」参考人説明より



携帯で見れない人もいるかもしれないので、取り急ぎ彼が緊急に伝えたかった事を書いておきます。
※もし家や会社にPCがある方は是非映像をみて頂きたいです。誤字脱字はご勘弁を!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は4つのことを緊急に提案したいと思います。

第一番目に国策として、食品、水、土壌を日本が持っている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を用いて、半導体のイメージ化は簡単です。イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやることでの最新鋭の機器を投入して抜本的に改善してください。これは今の科学技術で全く可能です!

二番目、緊急に子供の被爆を減少させるために、新しい法律を制定してください。わたくしが現在やっているのは、全て法律違反です。現在の哨戒防止法では各施設で扱える放射線量、カクシなどは決められています。東大の27のいろんなセンターを動員して現在、南相馬などで支援を行っていますが、多くの施設はセシウムの使用権限など得ておりません。車を運搬するのも違反です!

しかしながら、お母さんたちや先生たちに高線量のものを渡してくるわけに行きませんから、今の東大の除線では全てのものをドラム缶に詰めて東京に帰ってきております。受け入れも法律違反!全て法律違反です。

このような状態を放置しているのは全て国会の責任であります。全国には例えば国立大学のアイソトープセンターではゲルマニウムをはじめ、最新鋭の機種を持っているところがたくさんあります。そういうところが手足を縛られたまま、どうやって国民の総力を挙げて子供が守れるでしょうか。これは、国会の完全なる怠慢であります!

第三番目、国策として土壌汚染を除線する技術を民間の力を結集してください。これは例えば東レだとか、クリタだとか様々な化学メーカー、千代田テクノだとか、アトックスだとか放射線除去メーカー。それから竹中公務店なんか様々なところは放射線の除線などに様々なノウハウを持っています。

こういうものを結集して現地に直ちに除線研究センターをつくって実際何十兆円という国費がかかるのを、今だと利権がらみの公共事業に成りかねない危惧をわたくしすごく持っております。国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません!どうやって除線を本当にやるか!7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に国会はいったい何をやっているのですか!!!以上です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  続きを読む

Posted by yacco369-内藤康子 at 02:26Comments(1)お勧め動画

2011年07月22日

米国のデフォルトな気分

皆さん、こんにちは。

また更新までお時間を空けてしまいました。。。

早速ですが、昨日ギリシャのデフォルトが決定されましたね。
そして、米大統領、債務上限引き上げめぐる共和党法案に拒否権発動
米国のデフォルトも濃厚になってきました。
FRB、米デフォルトの可能性に対し準備=フィラデルフィア地区連銀総裁

デフォルト=債務不履行 - 本来履行されるべき債務が履行されなくなること(支払われるべき金が支払われない等)を指す。例えば、国、政府、企業など債券の発行体が、利払いや元本の償還を行えない状態に陥ること。

端的にいえば、日本などに買って頂いた国債はただの紙になります!ということです。
その期限は8月2日となっております。

転載------------------------------------------

同時に米国で7月15日ドットフランク法が成立され、以降、一般人は金銀取引禁止となりました。

ドットフランク法、それはなにか?
「アメリカ人は金銀の取引を行ってはならない」という貴金属取引禁止法案です。

法案の中味としては、認証を受けていない取引業者ディーラーを対象に金などのデリバティブ商品の顧客への売買を停止するというものです。

この法案の本当の目的はいったいなんでしょうか。

アメリカ経済が破綻したり、何か金融において有事に陥った際、人々はドル紙幣から金銀に変えようとする動きを先に牽制し、そういうことが出来ないようにするためです。
これにより、米国民はドルから金銀への財産移譲ができないことになります。

したがって、もしドルがゴミくずになれば、ドルしか持っていない人は、破産ということになります。
そんな恐怖の規制法案に、オバマ大統領は世界各国に黙って内緒でサインしました。

米国債のデフォルトがこの間回避され、次の危機は8月と騒がれているのが思い出されますね。
この法律が施行されれば、米国の破綻以上の影響を全世界に与えます。

(予測される事態)
*ドルの暴落
*日米欧の「同時破綻」
*あらゆる金融資産(通貨・株式・ファンド・債権等)は紙くずになる

このタイミングで米国一般市民の貴金属売買を禁じるということは、米国は本当にデフォルトする準備に入っている可能性を示唆しています。

ちなみに、「投資家保護」の観点から、7月15日から一般人の金銀などの貴金属を売買を禁じる法律には抜け道があって以後も売買できる人たちがいるとか。
1)住宅を除き8千万円以上の資産を持つ人(1ドル80円換算)
2)(配偶者と合算して)年収2400万円以上の人
3)取締役、執行役、有価証券の発行体の一般的なパートナー、または取締役、執行役員、またはその発行者の一般的なパートナー
は「保護」の対象にならず、7月15日以降も貴金属を売買できる。

金持ち(または世界支配者に属する者たち)は米ドルのデフォルトに際し、資産保全を行えるが、一般市民にはその手段を封じられてしまったというわけです。
こういう法律をこっそり発効させているということは、米国債のデフォルトをいよいよ警戒しなければならない。

------------------------------------------
金の売買停止は米国債デフォルトへの布石?

この記事を読むと、また富裕層だけ保護される悪巧みになっておりますが・・・
神仕組みの視点だとすると光と闇は表裏一体ですから、光の量を増やせば闇は飲み込まれていきます。

というわけで、私にとっては、まさしく嬉し楽しの世界が近づいてきました。

皆さん、これは長い間、人間の共通概念としてインストールされてきた貨幣経済が終焉を迎える前兆です。

いよいよ所有のない世界がやってくる!

心の準備はいかがですか?

これは本当に絶好のチャンス!
これをヤッター!と喜んで受け入れる人はプラスの遺伝子がONになり、智慧と工夫で乗り切れる。

DNA解明の世界的権威・筑波大学名誉教授、村上和雄氏によると

● 遺伝子の働きは環境や刺激で変化する
最近の遺伝子の研究から、凄い事が一つ分かってきました。
「遺伝子の働きは、それを取り巻く環境や外からの刺激によっても変わってくる」ということです。正確に言えば、それまで眠っていた遺伝子が眼を覚ますことでもあるのです。

環境や外からの刺激といえば、一般には物質レベルだけを考えがちですが、私は精神レベルでも考えています。精神的な刺激やショックが遺伝子に及ぼす影響、つまり遺伝子と心の関係がこれから注目されるようになると思っているのです。

例えば、強い精神的ショックを受けると、たった一晩で髪の毛が真っ白になってしまう。
一方、末期がんで「余命数ヶ月」を宣告された患者さんが、半年たっても一年建ってもピンピンしている。
また、俗に「火事場のバカ力」といって、極限状況になると人間はとてつもない力を出す。これらのどれもが遺伝子の働きに関係し、しかも本人の考え方でどちらでも転ぶ。

例えばガンになった時、「治るんだ」と思う人と「もうダメだ」と思う人とでは、ガンそのものが変わってくる
ひどい高血圧なのに「俺は血圧が低いんだ」と頑固に信じているとなぜか症状が軽い。こういうことに遺伝子が深く関係している。
ソース元 



今、日本は原発や食の問題、被災地支援など問題を抱えておりますが、でもそれも必然であったと思います。

そうでなかったら、私たち日本人は大事な何か事に気づかないままだったのではないでしょうか?

ですから、気づいた人からエゴの心をなるべく抑え目にして、できるだけ目の前にある最善の事に目を向けて行きましょう。

最後に神仕組み↓雪の結晶



雪の結晶は二つとして同じ形はないそうです。さすが、宇宙一のクリエーターですね。
  


Posted by yacco369-内藤康子 at 18:00Comments(2)お気に入り写真

2011年07月18日

「タオ」老子⇒飯だけはたっぷり喰う。

みなさん、こんにちは。

今日は本のご紹介。


老子って皆さんご存知ですよね。

私も学校で習いましたが、名前だけしか覚えてませんでした。

で、阿部さんのいまここ塾でタオという名前を聞き、本屋にいってこの本を偶然(偶然はないけど)見つけたんです。

この本を読むと老子は悟りを開いていたことが分かります。道教のこともほとんど知りませんが、世界のマスターたちは、やはりサムシング・グレートと繋がっているんですね~。

宗教っていったいなんでしょうか?
みんな根っこを辿れば、同じソースから発信しているのに、うわべの違いばかりを強調してますね。

ちなみに老子は紀元前6世紀の存在したと言われています。これを読むと私たちは本当に変わってませんね。

そろそろこのお金や欲でまみれたヒーラルキーも終焉にしたいところです。

ご紹介する老子の訳は、自由訳で書かれているので、すごく読みやすい!
是非、ご覧くださーい。
--------------------------------------------
「タオ」老子 加島祥造著 ちくま文庫から

第三章 飯だけはたっぷり喰う。

世界が
頭のいいやつを褒めるもんだから
ひとはみんな
利口になろうとあくせくする。
金や宝石を大事にするから
盗人がふえる。
世の中が
生きるのに必要のないものまで
やたら欲しがらせるから
みんなの心がうわずってしまうんだ。

だから道(タオ)につながる人は
あれこれ欲しがる心を抑えて
飯だけはたっぷり喰う。
野心のほうは止めにして
骨をしっかりこしらえるんだ。

みんなが
無用な情報や餘計な欲をもたなければ
ずるい政治家や実業家だって
つけいる隙がないのさ。
そうなんだ、
無用な心配と餘計な欲をふりすてりゃあ
けっこう道はつくもんだ、
行き詰ってもー

第七五章 いま生きている命こそ貴(とうと)い


これから言うのは、
政治の話ととっていいが
しかし、人間の身体にも
よく当てはまることだよ。

政治のリーダーとも人間の頭脳とも
取っていいのだか、とにかく
「頭」が、
身体(ボディ)から、
やたら税金を取り立てると
ボディは飢えはじめる。
ボディのほうでは、
どうにもできない。
頭があれこれの欲望に駆られて
ボディを、
やたらこき使うと、
ボディはもう死んでも構わんと思うようになる。
とにかく頭が快楽や野心に熱中すると、
ボディは死にたくなるんだよ。
こうなる前に
頭という領主の酷使から
ボディを守ってやれねばならんのだ。
どうしたらいいかって?それはね、
ボディ内にある命の声に耳をすますことだ。
人生を
あんまり犠牲にしないことだ。
なんといっても
いま生きている命こそ
貴いのだからね。

政治のリーダーもまずこれを、
第一に考えるべきなのだ。

第五四章 まずは君自身が「自由になること」

タオのエネルギーが、
その人のなかに植え込まれると、
ちょっとやそっと揺さぶられたって抜けやしない。
あのパワーをしっかり抱いた人は、
他人や社会に引きずり廻されない。そして
その命の活力や、
遠くの子孫にまで伝わっていく。
だってそれは大自然のエネルギーだからさ。

これを身にみにつけたとき、君は
いろんな束縛から自由になる。
すると君の家族も、きっと、
この柔らかな活力を持つようになる。
村だって同じだよ。もし、
こういう家族がふえれば、村はじっくり落ち着いて
いつまでもつづくものになるだろう。
国家だってそうさ。
国が大自然の力を貴べば、
国は豊かになるだろう。そしてやがては、
こういう豊かさをゆきわたる世界が
創られるんだ。

だから、大切なのは
自分個人のなかに、
タオの活力を据えることだ。だたしそれは、
修身斉家治国平天下につながる
なんてことじゃないんだ。
各人がただ、自分のなかの活力を思い
それを大切にすることでいいんだ。
それがひとつの家に
じっと湧きはじめるのを思えばいい。
ひとつの村に、
ひとつの国に、
どれほど広がってゆくかを、思えばいい。
そうすれば、
全世界のほんとの姿がみえてくるー
いつかゆきわたるにちがいない静かな平和。
それはこういう目で見ることから
実現されるんだよ。
--------------------------------------------

最後まで読んで頂き有難うございました。  

Posted by yacco369-内藤康子 at 12:17Comments(1)お勧めBOOK

2011年07月17日

エコノミック・ヒットマンの告白

みなさん、こんばんは。

今日、ご紹介する動画は『エコノミック・ヒットマンの告白』です。
※字幕を文字お越ししてますので、携帯の方もご覧いただけます。



この映像で証言している人はConfessions of an Economic Hit Man(『エコノミック・ヒットマンの告白』)という本の著者のジョン・パーキンスという人です。

彼は企業利益中心の合衆国の世界支配戦略を、経済面で推進するアメリカ政府の秘密組織の一員として働いてきたことを証言しています。

彼は、この本の中で、いかにこのシステムが第三世界の貧国を欺いて巨万の富をまきあげてきたかについて内部告発しています。
※この放送は、2007/6/5(火) になされたものです。

個人的には、エクアドルの元大領領と将軍の生き様に涙しました。
今の日本にもこんな気概のある政治家がいて欲しいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(アナウンサー)
ドイツではG8サミットに向けて数十万人が抗議しています。
開催地はバルト海沿岸部のバイリゲンダムです。
警察は大金を投じ高さ2メートルの防護壁で会場を囲いました。

焦点の温暖化対策については、ブッシュ大統領が京都議定書の代案を出し、温室効果ガス削減の独自目標を設定しました。対外援助や新貿易協定などが話されます。

ゲストは協業グローバリゼーション推進の暗部に関わったという人物、ジョン・パーキンス氏は著書『経済ヒットマンの告白」で国際コンサルタントを装いながら強引な手口で各国の指導者に米企業優先の製作を押し付けたと自分の過去を告白しています。

「貧困国を騙し返済できない借金をさせて国の経済を乗っ取った」とその続編が出版されました。

『アメリカ帝国秘史 経済ヒットマン ジャッカル 世界腐敗の真相』

ジョン・パーキンスさん ようこそ
まず『経済ヒットマン』とは何か
説明してください。
経済の殺し屋?

(ジョン・パーキンス)
第二次大戦後、私たちヒットマンは
史上初の世界帝国を築きました。
これまでの帝国と違い軍事力ではなく
経済操作を通じて実現したのです。

国際企業が欲しがる資源をもつ
第三世界の国に狙いをつけ
世界銀行や関連組織から
巨額の融資を受けさせるのです。

金を受け取るのは、その国ではなく
インフラを建設するアメリカ企業です。
電力網や工業団地やハイウェイなど
富裕層にはありがたい投資ですが
貧しい人には縁がない。

電力は使えず、
工業団地で働くスキルもないからです。
そんな巨額の債務を国は返済できません。

でも、彼らと国全体が
莫大な借金を負う。
やがてヒットマンが戻ってきて
指導者たちにささやきます。
『お金が返せぬなら
お前の肉1ポンドで支払え』と。

(アナウンサー)
どのような経緯で経済ヒットマンになったのですか。

(ジョン・パーキンス)
大学を出て採用されたのが
国家安全保障局(NSA)でした。
米国で最大の秘密のスパイ組織です。

(アナウンサー)
CIAよりもそうなのですね。

(ジョン・パーキンス)
国家安全保障局(NSA)の方が
ずっと大きく、秘密主義です。
CIAは、よくうわさになりますが
NSAは、ほとんど知られていない。

NSAは、暗号の作成と解読だけが
仕事だと言っていますが
実は、私たちの電話を盗聴している
それが最近判明した。
なんでも隠したがる組織なのです。

在学中に彼らのテストを受けました。
ウソ発見器や心理テストなどの結果
経済ヒットマンにうってつけと
判断されたらしいです。

私の弱点もよく知っていて
そこにやすやすと付け入った
つまり、金と権力と女
私たちの文化の三大ドラッグです。
当時の私はこのすべてに弱かった。

NSAの勧めで、国際ボランティアの
「平和部隊」に参加しました。
エクアドルで先住民と3年過ごした。

石油企業との闘争が始まった頃です。
彼らは、シェブロンテキサコに対して
世界最大の環境訴訟を起こしました。

私の将来の仕事には
とても良いトレーニングでした。

この活動中にアメリカ民間企業
チャールズ・メーンに採用されました。

ボストンのコンサルタント会社で
とても目座立たない存在でしたが
『経済ヒットマン』の分野で
膨大な仕事をこなしていました。

私は就職し、トップに上りつめ、
主任エコノミストになりました。

(アナウンサー)
NSAとの関係は?

そこが面白いところです。
NSAとは直接の関係は何もないのです。

NSAは、面接して適性を見抜いた後
私を民間企業に送り込んだのです。
巧妙で賢いシステムです。

手を下すのは民間企業なのです。
外国で、われわれが賄賂や買収をして
当局に逮捕されても悪いのは民間企業だ。
米国政府ではない。

経済ヒットマンが任務に失敗すると
今度は『ジャッカル』の出番になります。

政府を転覆し、指導者たちを
暗殺する連中です。

彼らも民間企業の人材です。
CIA職員ではありません。

007は、政府に雇われ
「殺しのライセンス」をもっていますが
いまどきの政府機関の職員は
そういうことはしません。

そういう仕事は民間に委託されるのです。
そういう人間を何人も見てきました。

(アナウンサー)
『アメリカ帝国秘史』で世界権力の掌握を
語っておられますね。
ドイツではG8サミットに向け
大抗議行動が起こっています。
その重要性は?

(ジョン・パーキンス)
いま世界で起こっていることはとても重要です。
新聞の見出しでわかることは
われわれがとても危険な世界にいることです。
狭い世界になりました。

ドイツでも中東でもアマゾンでも
何が起こっているか即座にわかります。


世界の人々がようやく気づき始めたのは、
自分の子孫が平和で安定した世界で
暮らせるためには
すべての子どもにそれを与えることだ。


G8はまだそれに気づいていません。

G8とは、世界でもっとも富める国です。
世界を仕切っています。

リーダーは米国ですが実のところは各国の企業です。

政府は企業のために奉仕していますから
次の大統領選の最終候補は
共和党も民主党も
それぞれ数億ドルの資金を
かき集めることになります。


献金するのは、あなたや私ではなく
大企業を所有し、経営する人々です。
彼らが政府の恩恵を受けるのです。


G8とは、多国籍大企業の利益を代表し
彼らの要請に応える国の集まりです。


欧州でも中南米でも中東でも
大きな抵抗のうねりが起こっています。
このようなシステムに基づく
世界帝国への抗議の渦です。

この帝国は巧妙にできていて
人々は気づいていない


軍事力ではなく
経済ヒットマンが築いた帝国です。


たいていのアメリカ人(日本人も)は
われわれのすばらしいライフスタイルが
軍事力ではなく世界の人々を奴隷化し、虐待する
邪悪な帝国のおかげによるものだと
気づいていません。


でも欧州や中南米を先頭に
人々は気づき始めていいます。

(アナウンサー)
このあと、『アメリカ帝国秘史』で
とりあげられているコンゴやレバノン、
中南米についてうかがいます。

ジョン・パーキンス氏は
1971-1981年に
国際コンサルティング会社につとめ
『経済ヒットマン』として働いたと
告白しています。
新著についてお話を伺っています。

中南米の話に移りましょう。
シュプロンテキサコ訴訟とは?

(ジョン・パーキンス)
非常に重要です。
平和部隊で1968年エクアドルに赴任すると
テキサコが進出したところでした。

テキサコや政府や世銀が
住民に約束したのは
石油からの貧困からの脱出です。

人々はそれを信じた。私もです。
でも起こったことは正反対でした。

石油で国はさらに貧しくなり、
テキサコは大儲けしました。

おまけにアマゾンの熱帯雨林も
広範囲に破壊した。

Nyとエクアドルの弁護士たちは
テキサコに対する訴訟を起こし
賠償金60億ドルを請求しました。
史上最大の環境訴訟です。

原告は3万のエクアドル人です。
テキサコは今シュブロン傘下です。

テキサコはエクアドルの熱帯雨林に
大量の有害廃棄物を投棄した。

アラスカ沖のエクソン原油流出事故の
30倍以上だ。

多数の人が亡くなりました。
ガンや公害関連疾患にかかり
アマゾン流域では
現在も死者が続いています。

石油が発掘されたこの土地は
中南米でももっとも貧しい地帯です。

あまりにも皮肉だ。

この件で一番注目されるのは
この法律事務所の態度です。

無料奉仕ではなく勝訴したときは
巨額の弁護料を取るつもりです。

冷静な判断です。
これで儲けたいわけでなく
他の法律事務所にも
真似て欲しいからです。

ナイジェリアやインドネシア
ボリビアやベネゼエラなどでね。
(福島も!)

こういう訴訟をビジネスとして
拡大させたいのです。

第三世界の貧困層を弁護して
その報酬は大企業に払わせる。

過去のひどい無責任と
過失のツケとしてね。

アマゾン訴訟の弁護士から最近
印象的な言葉を聞きました。

この誉れ高い弁護士が言うには
「過ちを犯した企業が法廷で
抗弁するのはよくあることだが
テキサコの場合は過失でなく
承知のうえでやったことだ」

「はした金を惜しんで
大勢の人を死なせた
今そのつけを支払わされる。
これを契機に多くの企業に
過去の不正や破壊の
責任を取らせる道を開きたい」


(アナウンサー)
中南米では、エクアドルの
故ハイメ・ロルドス大統領を
最初のご本でとりあげましたね。

(ジョン・パーキンス)
彼はすばらしい人物でした。
エクアドルでは米国の傀儡(かいらい)による
軍事独裁が長年つづいた後
民主選挙が行なわれました。

ロルドス氏は大統領に立候補し
資源、とくに石油は国民のために
使われるべきだと主張しました。

私はエクアドルに派遣され
パナマのトリホス将軍も任されました。

彼らを堕落させ
変節させるのが任務でした。

ロルドスは大統領選で圧勝し
公約した政策を実行しはじめました。

石油企業に課税し、利益をもっと
エクアドル国民に還元しないなら
石油事業を国有化すると脅した。

そこで私たちヒットマンが送り込まれました。

私は、トリホス将軍を主に担当しました。
彼らが自分の公約にそむくように口説くのです。

「われわれのやり方に従えば
君も家族も大金持ちになれる」
「でもわれわれに背を向け
公約を実行するなら
チリのアジェンデや
コンゴのムルンバ大統領の二の舞だ」と。

言うことをきかないので葬った元首の名前は
いくらでも並べられる。
でも、ロルドス大統領は寝返らず
賄賂もきかない。
トリホス将軍もです。

ヒットマンとしては由々しき事態だ。
私が任務に失敗するだけでなく
悲劇が起こるとわかるからです。
失敗すれば「ジャッカル」が来ます。

彼らを失脚させるか
暗殺するでしょう。

この二人はどちらも暗殺されました。
私は確信しています。

1981年に相次いで
飛行機事故で亡くなりました。
それぞれ、自家用機が墜落しました。

(アナウンサー)
トリホス将軍に何が起こったのですか?

(ジョン・パーキンス)
パナマのトリホス将軍も妥協せずに
運河はパナマ国民のものだと唱えて
米国に立ち向かったのです。

彼とはよく一緒に過ごしました。
個人的に好きでした。

カリスマ性があり、勇敢で
国民の利益拡大を願う
ナショナリストだった。

できる手はすべて打ちましたが
彼は買収できませんでした。
買収に失敗した時
私は彼の身を懸念しました。

ロルドス大統領が
飛行機事故にあった時
トリホス将軍は、家族を集めて
「次は私だ」と言いました。

「だが、心残りはない、
パナマ運河を取り返したのだから」

パナマ運河の完全返還で
カーター大統領と合意したのです。

「使命は果たした。いつ消えてもいい」
飛行機事故の夢をみたと彼は言いました。

エクアドルのロルドス大統領の墜落事故から
二カ月してパナマのトリホス将軍にも
同じことが起こりました。

(アナウンサー)
二人に会って
どんな話をしたのですか。

(ジョン・パーキンス)
トリホス将軍とは、公式の場から
内輪のパーティまでよく付き合いました。

私は常に彼を寝返らせようとしました。

こっちにつけば、彼も家族も
すごい富がえられると伝え警告もしたが、
その必要はありませんでした。

寝返らなければどうなるか
彼はわかっていました。

「生きているうちに出来ることをしたい」
という態度でした。

告白本を書いた後、
ロルドス氏の娘が私に会いにきました。

最近、エクアドルでも会いましたが
今では国会議員になっていて
トリホス将軍の甥と結婚していました。

ロルドス氏が亡くなったのは
彼女が17才の時でした。

夫人も同乗していたので
彼女は両親を一度に亡くしました。

彼女の夫、つまりトリホス将軍の甥は
「次は私だ」と将軍が言った
あの家族会議の場にいたそうです。

「国民の為、できることはした。
何が起こってもいい」といった
家族会議の場です。

(アナウンサー)
他の経済ヒットマンとは
どんな話をしていましたか?
チャールズ・メーン社の
主任コンサルタント、
主任エコノミストでしたね。

(ジョン・パーキンス)
他の連中とは、一緒のときは
たとえば、ホテルで同席したときなど
指導者たちを抱き込むことが任務と
お互いにわかっているが、
会話は表向きの仕事です。

国の経済を調査して
融資を受ければ、GNPが増加すると
証明するとか、そういう話です。

2人のCIA職員が一緒にビールを
飲んでいる場面を想像してください。

自分たちの任務の話などはせずに
表向きの話ばかりするでしょう。

おまけに私の場合、表向きの
仕事も深く関係していました。

世界銀行やトリホス将軍に向けて
巨額の世界銀行の融資を受ければ
パナマのGNPは急上昇
貧困問題は解消すると予測する。

計量経済的な分析からも
つじつまをあわせて立証します。

実際たいていは融資によって
GNPは増加しました。

でも、ロルドス大統領や
トリホス将軍が見通したように
一般経済指標が好転しても
貧困層は、借款でさらに貧しくなる。

儲けはすべて富裕層がさらっていく。
貧民はGNPにさえ組み込まれないです。

収入もなく農業で自給する人々に
国際融資が何になりますか。

でも借金のツケは回ります。

巨額の債務返済のために
教育や社会福祉が打ち切られる

(アナウンサー)
コンゴについては?

(ジョン・パーキンス)
コンゴやアフリカの話については悲惨だ。
知られていない事実です。

米国ではアフリカの事など
話もしない。考えもしない。

コンゴにはコルタンという資源があります。

あまり聞いたことがない資源でしょうが。
携帯電話やノート型パソコンは
すべてコルタンを使っています。

コルタンをめぐり、コンゴでは
この数年で、数百万人が殺されました。

G8の国に住むわれわれが低価格の商品を
要求するからです。

安いコンピューターや携帯が欲しいでしょう?

企業は消費者の需要にあわせようとします。

「他者よりは200ドル、安いですよ」とね。

でも低価格の製品を生産するために
コンゴの人々は奴隷にされます。

コルタン鉱山で労働者が殺され
周辺諸国と紛争になります。

安全な世界に住みたいなら
パソコンや携帯の価格を上げ
コルタンを採掘する人々にも
利益を還元しなければなりません。

石油も他の資源もそうです。
ほんとうの原価を払っていない。

そのために世界で数百万の人々が
悲惨な目にあっています。

世界では、一日に約5万人が
飢餓のために死んでいます。

助かる病気でも薬がない
低賃金長時間労働を強いて
米国で安い製品を売るという
システムのせいです。

コンゴはその顕著な例です。

(アナウンサー)
ベトナムやイラクでの「敗北」が
企業に与える影響は?

(ジョン・パーキンス)
あなたも私も「敗北」とみています。
身内を亡くした人たちには
大敗北でしょう。

でも企業は、違います。

軍事産業や建設業などは
ベトナム戦争で大儲けしました。

イラクではもっと大規模です。

だから、企業中心のこの国では
イラク戦争の継続が唱えなれる。

巨額の利益が得られるからです。

彼らはこの戦争で破れていない
経済的には勝ち戦です。

皮肉に聞こえるでしょうが
そういう体験をしたのです。

これ以上こんなことを
我慢していはいけない。

(アナウンサー)
『アメリカ帝国秘史』の著者の
ジョン・パーキンス氏のお話です。
第3次中東戦争から40年経ちます。
イスラエルを「中東の砦」と呼んでいますね。

(ジョン・パーキンス)
不幸な事にイスラエル人の多くは
あの土地をホロコーストの代償に
「与えられた」と信じこまされました。

彼らはひどい目にあったし
補償と安心を約束されて当然です。

しかし、それがなぜ、アラブ世界の
真ん中なのか?

伝統的な敵の土地を選んだのは
最大の油田地帯の中心部に
われわれの砦を築くためです。

建国時からわかっていた。

イスラエルの人々も
ひどく利用されてきました。

あれは、われわれが中東に築いた
壮大な軍事基地なのです。

そのため周りを取り囲む
中東のアラブ社会から
とてつもない恨みと
反感を買ってしまった。

こんな状況から
ろくな結果は生まれません。

でも、イスラエルの軍事拠点は
我々の防衛には重要なのです。

攻撃も仕掛けられる
信頼できる拠点です。

かつて十字軍が建てた
城壁に等しい。

こんな仕掛けにイスラエル人が
囚われてているのは痛ましい。

アメリカ人にも世界中の人にも
悲しいことです。

(アナウンサー)
あなたは国家安全
保障局の推薦を受け
国際コンサルタントとして
世界各地を飛び回る一方
シャーマニズムやチベットの本も
書かれていますね。

どう関連するのですか?

(ジョン・パーキンス)
2年前チベットに行きました。

NPOの活動で30人ほど
チベットに連れていきました。

参加者の中に以前アマゾンに
一緒に旅した人たちもいました。

チベットは、今暗い状況です。
中国の存在がおそろく大きいです。

チベットの文化は抑圧され
そこら中に中国兵やスパイがいます。

でも我々の多くが気づいたのは
確かにこの状況は酷いが
アマゾンで見たものとどこと違うだろうか?

米国が世界各地でしている事と
そっくりじゃないかということでした。

「チベット解放」の旗を振る前に
我々が踏みつけている国も考えよう。

こう言ってはなんですが
チベットはイラクよりずっとましだ。

むろん、どっちも酷いけれど
チベットの状況は我々が世界中で
していることと同じ構図です。

たいていの米国人には
自分たちの人権侵害が見えない。

中国人がやっている時には
気がつくのにです。

(アナウンサー)
あなたは大金を稼ぎ、
世界中を旅行して
大統領や首相と会い
彼らを屈伏させる立場だったのに
どんなことから自分がかわり
過去について書こうと決意を?

(ジョン・パーキンス)
故郷のニューハンプシャーは
清教徒の厳格なモラルが優勢です。

共和党支持の保守的な家庭で
私は育ちました。

経済ヒットマンとして働いた頃
私はまだ若かった。

自分では気がとがめたが
皆が君の仕事は正しいと言います。

各国の指導者も
マクナマラ世界銀行総裁も
激励してくれました。

大学などで講演を頼まれることも多く
法律を破ったわけでもないです。

でも心の中では
いつも良心がうずいていました。

平和部隊で見たものが
だんだん深く理解できてきました。

それにつれて続けるのが
つらくなりました。

50人近い部下を抱え
事業は拡大していましたけども。

休暇にバージン諸島で
ヨット遊びをした時
セント・ジョン島に船を着け
島の上に登りました。

サトウキビやプランテーションの日没
廃墟やブーゲンビリアが美しい。

静かな気持で座っていると
突然ひらめきました。

このプランテーションは無数の
奴隷の屍の上に築かれたと。

それどころか南半球全体が
奴隷たちの屍を土台にしている。

怒りと悲しみが込み上げてきましたが
やがて自分も同じことしていると気づきました。


私も奴隷商人であり
やり方が少し違うだけだと
気づいたのです。

巧妙で目立たないけれども
もたらす結果は同じだということに。

もう、これっきりだと決意し、
ボストンに戻り、辞職しました。

(アナウンサー)
お話は、ジョン・パーキンスさんでした。
国際コンサルティング会社で働く
「経済ヒットマン」だったと告白されました。
この後は、辞職した後
その告白までの話を聞きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
映像はここまでです。

皆さん、これは米国だけの話ではありませんよね。無論、私たち日本、日本人にも言えることです。

これからの時代は、ジョン・パーキンス氏のように、ふとしたきっかけで、これからもっともっと自分の良心に目覚める人が増えていくのだと私は確信しています。

最後まで読んでいただき感謝いたします。

  

Posted by yacco369-内藤康子 at 00:34Comments(1)お勧め動画

2011年07月14日

乳牛とわたしたち

皆さん、おはようございます。

今日は今年になって特に話題になっている牛についてご紹介します。
私はこの動画を見るまで牛たちがどのように育てられているかを知りませんでした。
こんな事では牛肉が原因で病気が流行ったとしても仕方ない。

私たちは人間はいったい何をしているんでしょうか?

もちろん、牛を大事に育ててらっしゃる日本の酪農家の方もいらっしゃると思います。
そういう方が一人でも増えるように、まず私たち消費者が気づかなくてはなりません。

映像は衝撃的な部分もあるので、映像を見たくない人のために文字でお越しました。

是非、ご一読いただけると幸いです。




いま、牛の赤ちゃんが生まれました。

子牛は生まれるとすぐに母親から引き離されて行きます。
母親はわが子の姿を一度も見ることが出来ません。

生まれてきた赤ちゃんは皆、母親のお乳を飲んで育ちます。
母乳には子供を病気から守る成分が含まれています。
本来であれば牛の赤ちゃんにも母乳は必要です。

でも、この講師たちは母親のおっぱいを吸う事はできません。
幼い子牛には母親のお乳ではなく、人工のミルクが与えられています。

子牛はゆっくりと乳首を吸う事ができないため、しばしば消化不良になり下痢をします。
バケツのミルクは一気に飲み干され、すぐに空になってしまいます。

乳首を吸う事が出来ないため、子牛の生理的欲求が満たれず、口さびしくて変わりに仲間の口や檻や柵を舐めています。

一方、母親たちは一日に3回も乳を搾り取られています。
乳搾りも機械化が進んでいます。すべて自動化されていて人間は牛と顔をあわせることもなく触れ合うこともありません。

乳牛の一生を辿ってみましょう。


子牛がオスの場合は生後一週間くらいで売りに出され、家畜市場で競りに掛けられます。
これ以降は肉牛として飼育され、1歳くらいでトサツされる運命です。

子牛がメスの場合は、乳牛として飼育されます。
子牛は一頭ずつ、小さな仕切りの中に隔離されています。
小さな囲いは風通しが悪く、まだ抵抗力のない子牛にとっていい環境ではありません。

牛はとてもおとなしい動物です。
だから自分の身を守るために角があります。

私たちは角のない牛を見慣れています。
それは子牛の時に角が焼きとられているからです。

狭いところで牛を飼うために、角は危険で邪魔とされています。
麻酔をかけていても覚めたときはさぞかし痛いことでしょう。

角を取られない代わりに身動きできないようさせられている牛もたくさんいます。
牛たちはほとんど一生の間、牛舎で繋がれて短い命を終えることになります。

本州では大きな牧草地や放牧場を持っている農家はほとんどありません。そのため、子牛の時に牧場に送って草を食べさせることがあります。ここで草を食べ歩きまわることが出来ます。

牛の身体もツヤツヤして綺麗です。この時期が生きてるうちで一番幸せなときかもしれません。

牛舎では、子牛を出産し搾乳が始まると死ぬまで外に出ることも歩くことさえ出来ません。身動きもできず、ずっと繋がれたままです。

哺乳動物は出産しなければ、乳を出すことを出来ません。牛は一歳を少し超えた頃に人口受精が行われます。日本では乳牛のほとんど全てが人工授精で生まれます。

子牛が生まれるとすぐに搾乳が始まります。牛の母乳は子牛のためではなく、人間のために絞られていくのです。子牛には母牛のミルクではなく、代用乳が与えられます。

かつてはこの中に牛の肉粉分が入れられ、BSEの原因とされました。

一般には脂肪分が高いほど、いい牛乳だと思われています。
脂肪分を高めるために、たくさんの量を搾り取るために牛たちには牧草ではなく、穀物が与えられています。

牛は草を食べる動物で、繊維質の草を消化するために胃が四つあります。しかし、大量に穀物が与えられるため、消化器の病気が起こります。その一つが4つ目の胃の位置が変わる病気です。
毎年、数パーセントの牛がこの病気で手術を受けています。

不自然な餌を与えることにより、多くの牛が病気になっています。

牛の身体はミルク製造機のように作り変えられてきました。
非常に大きな乳房のせいで乳房炎という病気が蔓延しています。

スーパーでは水より安い牛乳が売られています。
消費者がひたすら安くて濃い牛乳を求めた結果として乳牛たちの悲惨な状況が作り出されてきたのです。

母牛たちは一日中牛舎に繋がれたままです。たたみ一枚くらいしかないスペースで一生を過ごさなければなりません。
きちんと世話をしない農家では牛はこのような状態になってしまいます。

掃除しやすくするために牛には首かせが嵌められています。
定位置で牛が糞尿を排泄するように電気ショックが与えられます。

汚れた尻尾は切断されてしまいます。
乳絞りの邪魔になるというので、輪ゴムで締め付け腐らせるのです。

フリーストールという飼い方では、身動きはできますが床一面の糞尿のせいでヒヅメが病気になったり、滑って足を痛めたりします。

本州では夏の猛暑が続いています。もともと牛は暑さに弱い動物です。

この夏の酷い暑さにもただじっと耐えなければならないのです。繋がれたままだと病気に対する抵抗力も弱くなり、牛たちは様々な病気にかかります。

絶え間なく抗生物質などの医薬品が投与されています。抗生物質が投与された牛の乳は出荷することが出来ず、捨てられることになります。抗生物質入りの牛乳が排水溝から河川に流れて出ています。

家畜の糞尿は地域の環境を汚染し、公衆衛生の大問題になっています。

母牛たちは毎年に子牛を生み3~4回出産すると、老廃牛として家畜市場に売りに出されます。

牛の寿命は20年くらいだと言われますが、この世界では6、7歳ですでに老いて不要とされています。

繋がれたまま一度もヒヅメを切って貰えなかった牛です。病気になったり体の具合も悪くなった牛もいます。

牛たちはトチク場に向かうトラックに乗せられ、一昼夜も走り続け今到着しました。牛たちはここに繋がれ最後の時を迎えます。

そして…ドーーーーン。

ひたすら人間のために尽くし、死んでも尚、人に利用されるだけの短い一生を終えます。




牛、豚、鶏など人間の食用にされている動物たちのことをあなたはどれだけ知っていますか?

肉や卵を食べたり、牛乳を飲むときにそれらを作り出してくれた動物たちの姿を思い浮かべてみませんか?

羽ばたくことも後ろを振り向くことも出来ない狭いケージに詰め込まれている鶏たちは様々な病気に脅かされ薬漬けにされています。そして、一度鳥インフルエンザなどの病気が発生すれば鶏舎のすべての鳥を処分しなければなりません。

全く窓のない豚舎です。
豚たちは生まれてから一度も太陽の光を浴びることもなく、さわやかな風も受けたこともありません。
唯一、光と風をうけるのはトチク場に運ばれるときだけです。

牛たちは体力の限界まで、搾乳されています。
様々な病気に脅かされ、生まれてから一度も緑の草を食べることなく短い一生を終えています。

その牛の血と涙から作られた貴重な牛乳が生産過剰で捨てられています。


それなら、なぜ牛がもっと健康で幸せに生きられるように飼育できないのでしょうか?

買い物するときに考えてみましょう。
食生活が安心で安全であることと動物たちが健康で幸せであることは切り離すことが出来ません。

まだ僅かですが、スーパーの店頭では動物の福祉に配慮した製品が見られるようになって来ました。

今、世界的に動物福祉の五原則が提唱され国際的な取り決めの中に採用されています。

①十分で適切な水と餌があること。
②快適で清潔な居場所があること。
③病気や怪我の時は、手当てされること。
④恐怖や苦痛に脅かされないこと。
⑤動物本来の行動ができる広さがあり、仲間がいること。



日本人の畜産食品の消費量は増大する一方です。
けれでもその背後には、動物の病気のほかにも食糧自給率の低下や環境の汚染、資源エネルギーの乱消費、食べ物の安全性に対する不安、国境を越える感染症といった様々なリスクが発生しています。

このような状況を変えるために私たちには何が出来るのでしょうか?

畜産動物の飼育状況に関心を持つこと。
環境問題を理解できる消費者になること。
思いやりのある食事を取ること。


それが動物たちの苦しみを救い、私たち自身も健康になれ、地球環境の改善にも役立つもっとも近道ではないでしょうか。  

Posted by yacco369-内藤康子 at 10:34Comments(2)お勧め動画

2011年07月13日

地球少女アルジュナ

もう少し早く気づいていれば助けられていたかも知れない。
もう少し早く気づいていれば守れたかも知れない。
人は皆、空気と水と食べ物がなければ生きて行けないという当たり前の真実をもう少し早く・・・




このアニメ、久しぶりに感動し涙しました。
全13話と長いですが、是非ご覧頂きたい。

テレビシリーズアニメとして2001年からテレ東ほかで放送されたらしい。
私は、最近まで全く存在すら知りませんでした。

【あらすじ】
------------------------
ヒロインの有吉 樹奈(ありよし じゅな)は神戸に住む高校生。両親が離婚した日、恋人の大島 時夫(おおしま ときお)と共にバイクでツーリングをしていた樹奈は事故に遭い、臨死の状態になる。心臓の鼓動が止まり、彼女がまさに「無」になろうとした時、クリスと名乗る少年の意識体が彼女の前に現れ、「もしお前がラージャと戦い、清めるならもう一度命を与えよう」と告げる。

樹奈はクリスの言葉を承諾し生き返るが、そこにクリスの仲間が来て強制的に樹奈を連れ去り、怪物ラージャが出現して暴れている原子力発電所に置き去りにする。最初は混乱した樹奈だったが弓を取り戦おうと決意した時、再びクリスが現れ言う。「何故 戦う 何故 殺す」 樹奈は言う。

「だってあいつがみんなを殺そうとしてるから」 クリスは言う。「そんなことの為に殺すのか」・・・

------------------------
さらに、この作品について、うまく説明しているサイトを見つけたので、そちらから抜粋し転載させて頂きます。

転載開始------------------------
◆一般の感想に対して◆
普通の人は見ても面白くないはずです。下手をすると反感すら起きます。なぜなら、変わる事を要求されるのに、恐らく普通の人は社会のマインドコントロールが強力で脱出できないからです。 自分が全否定されていると感じた人もいるようです。そうではなく、マインドコントロールされている自分を肯定する事が必要なのです。

環境保護がテーマだと思っている人が主流のようですが、全然違います。精神世界の真髄を押さえた作品なのです。

他の人のアルジュナの感想を読んで私が思ったのは、闇の支配が強力なので、この作品を見ても何ら心の動かない人がいるという事でした。アルジュナの製作ス タッフ達は自信満万で、人々に気付きが起こる事を期待したんでしょうが、実際には闇の洗脳が強力である事を暴露しただけでした。

私がアルジュナのミスを指摘するとすれば、闇に洗脳されている奴はこの作品では目覚めない訳で、スタッフは闇を甘く見ているという要素です。まあ、具体的に何が闇かを指摘すれば闇 から攻撃を受けるので、アニメでも流石に無理だったんでしょうが、闇の表の顔(環境保護団体、多国籍企業)の話は出ていました。

気付きの起きている人(社会の何かがおかしいと感じられる感受性を持つ人)にしか効果のない作品といえます。この作品のテーマになにか反感を持っている人 は、知識がなく難し過ぎた証しであり、洗脳状態である証しと考えられます。

第六章「はじめの一人」…一人でも大きくの人に気付きが起きれば良いのであり、 広く理解してもらう必要はないのでしょう。誰にでも薦める事はできないのかも知れません。

■第一章「時のしずく」
ラージャが狙うのは原子力発電所。どうやら原発は闇であるようだ。実際、原発なんかなくても、日本の電力は問題ない。ではなんで、原発なんか造るかという と…。

電力会社というのは、設備に対して何%かの補助を国から毎年受ける事ができる。電力会社がお金儲けの企業である以上、設備を増やそうと、必要ないが 資産価値のある原発を造りたいわけだ。

自然あふれる波動の高い場所に原発という制御できない機関を造るだなんて…。

一方、核廃棄物の処理が非常に困るの で、その廃棄物を再利用しようとしてプルサーマル計画(できっこない計画)を強行している。まさに正気とは思えない事を、大人達はやっているのだ!

------------------------転載終了

第一章「時のしずく」はまさに今の日本の状況からスタートです。
このアニメを見ていた人にとっては、予言ともいえる内容だったでしょう。


【その他、取り上げられたトピック】

------------------------
2つの大きなテーマが物語の基調をなす。1つは地球と人との関わりであり、2000年頃に注目されていた環境問題のうち以下のようなトピックが扱われた。

農薬、遺伝子組み換え作物、酸性雨
抗生物質配合飼料、薬剤耐性菌
原油分解細菌、遺伝子汚染、プラスチック製品
原子力発電所、放射性廃棄物
異常気象
土壌汚染、海洋投棄

もう1つの大きなテーマは、人の言葉と思考・感情と行動の不一致や不自由さ、伝わりにくさとされている。相手の心が、たとえ文字となって読めても、相手の真意はまったく読めていなかった、というような展開が少ない話数の中で繰り返される。学校教育の崩壊や親子関係での人と人のすれ違い、携帯電話で隔てられる会話、テレパシーを扱うキャラクター、言霊を作動させる古代文明などもこちらのテーマに関連する。

母体の喫煙、自然分娩、潮汐と生命の営み、薬害など健康に関する話題もたびたび語られる。また主要登場人物の家庭はいずれも離婚を経験していたり、母子家庭だったりする。

------------------------

■第二章「青い光」
■第三章「森の涙」
■第四章「転生輪廻」
■第五章「小さきものの声」
■第六章「はじめの一人」
■第七章「見えない言葉」
■第八章「とおい雨」
■第九章「生まれる前から」
■第十章「ゆらぐ遺伝子」
■第十一章「かえらざる日」
■第十二章「国ほろびて」
■第十三章「今」

動画はここから
  

Posted by yacco369-内藤康子 at 08:08Comments(0)お勧め動画

2011年07月08日

「最重要課題の世界的食糧危機の中 、豪華18コースの晩餐」

「G8サミット最重要課題の世界的食糧危機の中 世界の指導者たちは豪華18コースの晩餐を楽しむ」

ちょっと古いけど、食糧危機について検索していたらこのニュースにたどり着いた。
当時日本では取り上げられなかったと思うが、英国や米国では報道されていたらしい。

北海道洞爺湖サミットを検索したら、まだHPが残っていて、当時(2008年)の福田首相のメッセージがあった。
----------------------------------------------
総理メッセージ(サミット開催当時)

こんにちは、世界のみなさん。
日本国総理大臣の福田康夫です。

 北海道洞爺湖サミットでは、世界経済、環境問題、アフリカの発展など、我々が直面し、その解決に向け努力すべき課題が話し合われます。

 特に地球温暖化は、人類にとって待ったなしの大きな挑戦です。
 この問題の解決には、国際社会の一致団結した取組の強化を急がなければなりません。
「クールアース推進構想」はこれに向けた我が国の提案ですが、私はG8サミットの議長として、すべての主要排出国が参加する枠組みづくりや公平な目標設定に責任を持って取り組む決意です。

 豊かな自然が溢れる北海道洞爺湖に各国の首脳をお迎えし、より良い世界の実現への展望をひらく、実りある討議ができることを楽しみにしています。

----------------------------------------------

このメッセージを読んでから、下のニュースを読んでもらうとすごーくバカっぽい。
今の管内閣がどうのこうの言ってる場合ではない。こんな事はずーっと前からあった事だ。
政治家のせいにするのは簡単だ。
いつものように誰かのせいにして、そして他人事にして自分は悪くないと知らなかったと言える。

私は最近、粗食(素食)を始めた。
ダイエットではなく圧力鍋をもらったので雑穀米を自分で炊いてみようと思ったからだ。

ドキドキしながら炊いてみた。感想は本当に美味しかった~!

おかずは豆腐と野菜一品が入った味噌汁と鰯の煮付けと漬物、海苔。

私の中の日本人のDNAが目を覚ましたようだった。そしたら、どんどん日本の食に興味を持ち始めた。

始めてみて気づいたのは、日本に住んでいながら、頭はすっかり欧米化していた自分。。。
こんなに素晴らしい日本の食があったのに、ごめんなさい。気づかなかった。
そしてお母さんありがとう!日本食中心で育ててくれて。

20年間一人暮らしで自炊をほとんどしなかった私を反省した。

スピリチュアルな世界ではよくグランディングしなさいといわれる。
人間は頭ばかりが使いすぎて意識が上位にばかりに行ってしまい精神が不安定になりがち。
丹田や足元から大地に根を張るように意識を持っていくと精神が安定するとのこと。

確かにそれも一理しあるし、やらないよりやったほうがいい。

しかし、私が最近気づいたのは日本に住んでいながら、輸入食に頼っていて海外のものばかり食べていたら自然と意識は外に向いてしまうのでないのかということ。

水も水道水はまずくて飲めないからとミネラルウォーターも海外のものを飲んでいたら?

私たちが生きていく上で一番大事なものは、水と空気と食糧、そして太陽です。

私が飲んだり食べたりしているモノが私の身体を細胞をつくっている。

だから、その土地の食材を食べずして、いくら意識を丹田や足元に集中してもグランディングなど出来ないのではないだろうか?

今こそ電力や石油のエネルギー問題とともに、一番大事な身体へのエネルギーも見直す時期ではないでしょうか?

下記の動画、文字起こししました。転載自由です。どうぞ、広めてください。



転載開始----------------------------------------------

世界的な食糧不足と価格高騰を「深く憂慮する」と述べた舌の根も乾かぬうちに北海道サミットに集まった各国首脳は18品目の豪華コースを楽しみました。

食糧危機の影もない豪華な晩餐は「大地と海の恵み」と題され、キャビア、ウニ、トリュフなどの豪華な品々のほか欧米から空輸したワインやシャンパンが振舞われました。

豪華な献立には批判が集まり、慈善団体セーブ・ザ・チルドレンは「何百万人が飢えているときに贅沢三昧の晩餐会とはひどい偽善だ」と述べました。

世銀推定では食糧高騰で1億人強が貧困ラインを割る可能性があり、うち3千万人がアフリカです。

穀物価格は2006年の2倍になり上昇の6割は今年に起きています。

30カ国以上で暴動が起こりエチオピアやハイチなど食料を輸入に頼る貧しい国が最も影響を受けています。

フランシス・モア・ラッペ氏は食糧開発政策研究所の共同設立者で著書は16冊に上ります。

「小さな惑星に緑の食卓」は300万部以上を売り上げました。

司会:18品のコース料理をどう思われますか?


「信じがたいというかやっぱりというか、しかも英首相は食糧危機の対策として食べ物のムダに注意しよう」と国民に呼びかけたばかりです。

これは私の人生で出会った最悪の人権危機だと思います。

64歳の私が言うとそれなりに重みがあるでしょう?

この危機はいくらでも回避できます。

どんな生き物でも自分と子孫に食物を与えますが、中でも人類は利口なので食物があれば皆で分け合いここまで進化してきました。

現在のような食糧危機はイデオロギーが本能を打ち負かした結果としか思えません。

「富めば富むほど儲けが多い」

これが唯一の経済のルールだと説く価値体系に私たちは囚われています。

この価値体系への進行に基づいて自由市場を万能薬だとあがめる経済体制が出来上がっていますが、実際には経済における権力の集中を認めているのです。

これが今回の食糧危機の根底です。

強調しておきますが、食料が不足しているわけではないのです。

食糧生産は常に地球人口を上回ってきました。

食糧は豊富なのに、私たちが欠乏を作り出しているのです。

食べ物を分かち合う人類の本能より権力集中型経済の信仰が強いのです。


司会:ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」に書かれた「食糧の自立」とはどういう意味ですか?


「石油の自立」はよく耳にしますね。

肥沃な耕地を燃料用作物に転用されてしまうように、自分の生存に必要なものが他人の支配下にあるような状況では本当に自由といえるでしょうか?

食糧安全保障はあるのでしょうか?

たぶん石油の自立よりも重要なのは食料の自立です。

飢餓の問題に取り組み始めた70年代から指摘してきましたが、権力が明らかに一極に集中している今、自分が食べる食糧を自分で作れない状態はとても不安です。

しかしここ数十年国際機関が推進してきた政策はすべて援助を与える条件として半強制的に途上国から食糧の自立を奪いました。

第3世界の国々は国際市場で高く売れる作物に転換し必要な食糧は輸入せよと奨励されたのです。

その結果が現状の惨状です。

国際価格が急騰すると輸入食糧が買えなくなり人々は飢餓すれすれです。

石油の自立が必要なら食糧の自立も考えるべきです。

これが「食糧主権」という言葉の訴えていることで小農民の国際連合「農民の道」がめざすものです。

司会:今なされるべきことは?

まず全世界の人々が目を覚まし今起きている深刻な人権危機に気づかなくてはなりません。

飢餓人口が倍増し人類全体の4分の1に達するとの推定もあります。

でも、食糧は不足していません。食糧増産では解決しないのです。

確かにアフリカでは増産も重要ですが、それだけではない。

でもG8では生産性の向上ばかりが語られました。

増産が解決策だという神話から目覚めましょう!

世界の人口の8割は格差が広がる社会に住んでおり、生産量がいくら増えても食べ物が買えません。

米国民がまず新政府を選出しなくては、でもそれだけではだめです。

市場とは民主的な政体に組み込まれて初めて機能するという理念を追求していく必要があります。

基準を設けて耕地を燃料生産に転用するような事を防がなければ、国連食糧農業機関によるとすでに1億トンの食糧生産が燃料用に転換されました。

大勢の子どもが餓死しても食糧を燃料にしようなどと一般の市民の集まりではまず言いません。

本来の民主主義を取り戻さなくては。

司会:ラッペさんは新著の中で提案されてますよね。私たちが問題の根源を探り変化を起こすために役立つ『世界を救う8つのアイディア』。その1つが「薄っぺらな民主主義と生きた民主主義」ですね?


民主主義とは富の集中を促す「市場」に選挙で選んだ政府を足しただけの薄っぺらなものではありません。

私が長年書いたり考えてきたことは全て「生きた民主主義」の出現を見つけ出すためでした。

飢餓撲滅の手本は世界中に見つかります。

ブラジルの土地なし農民の運動がよい例です。

彼らは土地の支配を民主化し飢餓撲滅に大きな一歩を刻みました。

30万人以上の世帯を定住させ新しい事業や農場や社会を作り出し、飢餓を撲滅させました。これが生きた民主主義です。

民主主義とは私たちが所有するものではなく参加し行動することだと人々は気づいています。

このような思考枠の転換は世界中で起きていますが、大手メディアで取り上げられないため、ほとんど知られていません。

司会:生きた民主主義をつくる条件を教えてください。

食糧や種子などの物質の付与から権限の付与への枠組みの転換です。

世界の飢餓対策はいまだモノ中心ですが、人々が必要としてるのは食物や道路ではなく権限なのです。

本の中でも、このような思考枠の転換を促すため個々の行動を見直すように呼びかけています。

例えば飢餓の根絶に成功したのは化学肥料や農薬など購入品に依存する生産に切り替えた人々ではなく、自分の知識や手段を使って生産する権限を与えられた人々です。

57カ国1,300万戸の農家を対象とした調査では地元の資源を使う有機農法により大幅な収穫増が可能です。

これが依存を高める方法から自立を高める方法への転換です。

本では読者に問いかけています。

権限の移転は起きているか?
変化は持続的か?
人々のさらなる参加を促しているか?

今後の課題は地球の豊富な資源と調和したコミュニティ作りです。


転載終了----------------------------------------------
※誤字脱字はお許しください  


Posted by yacco369-内藤康子 at 11:04Comments(3)お勧め動画

2011年07月06日

『創造の翼』

おはようございます。

今日は私の好きな本をご紹介。
ジョン・アレフ『創造の翼』から2編。

~行った道が行く道~
行こうとした道が、行く道とは限らない。
行った道が行く道。
選ぼうとした道が、選ぶ道とは限らない。
選んだ道が、選ぶ道。
歩いた道が、歩く道。
歩こうと思った道が、道とは限らず。
買った人が、買う人で、
買おうと思ってる人が、買う人とは限りません。
その事が止まったのであれば、止まることになっていたもの、
事を止めたいからといって、止められるとも限りません。
事が止まった時に、止まる時です。
そしてその時、止める時であり、止められる時です。
道は、心と感じるまま進むがよく、道があればその道を、
道なき時は道を創り、ただ進んでいくのみ。
進んだ道の後に、道ができていくのです。

~困ること出来事あらず~
困る出来事があるのではなく、困る考え方をするので、その事に困ってしまうのです。
事はいずれも中立、そして無。
意味をつけてるのは、自ら。
困難となるとらえ方を外す。
今をよしとされよ。
それはそれでよいのです。
たとえ思い通りにいかなくても、その流れでよいのです。
後でわかります。

ジョン・アレフさん曰く、異なる事を受け入れたとき、羽をつけて飛べるのです。
だから、つばさは『翼』と書きます。

ご本人の講演会にも伺いしましたが、いい意味で強烈で楽しかったです。
宇宙人?なんですかね。
  

Posted by yacco369-内藤康子 at 08:15Comments(1)お勧めBOOK